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1999/11/11: Oregonian
スプリングフィールドの乱射事件の犯人：Kipland Kinkelに、 111.67年の判決が言い渡された。 彼の両親を含む4人の殺害にたいして、25年の服役判決。 それに加え、 取り調べ中の警察官をナイフで傷つけた事件も含めて26人への殺人未遂に対して、 それぞれ40ヶ月の判決の合計が、彼の服役期間として計算された。
Kinkelは判決を無表情で聞いていたが、彼の姉:Kristinの目は潤んでいた。 「今日、もう一人の家族を失ってしまった。 悲劇を知った5月21日と同じ悲しみです。」
Kinkelは25歳の誕生日までの8年間、Woodburnにある少年院で過ごし、 その後は成人刑務所で過ごす事になる。 彼には仮保釈は適用されない。
少年犯罪でも、裁かれなければ行けない場合には、きちんと裁く。 そういう判決ですね。 ほぼ112年という数字は、少年という事で無期刑に出来ないからなんでしょうか？ でも一人当たり何年という計算をするところが、たとえそれが無茶な理屈であっても、 なんでも数字で示すアメリカを示しているように受け取りました。
同じ計算方法を使って、カルト集団に入信した有名大学を卒業したような成人が、 日本で引き起こした犯罪を計算すると、いったい何年の量刑になるのでしょうか。
残されたお姉さんも実名で報道されるあたり、日本とも違いますが、 遺族も含めて周囲がお姉さんに対しては同情的である点が印象的でした。 日本では犯罪者の家族は、どう扱われるのか。 この姿勢は、日本でも見習うべきでしょうか。 （お）
1999/10/28: The Daily Barometer
10/18/99未明、ダウンタウンで一人のホームレスの遺体が発見された。 彼の名はSanchez。彼を知るものの間では、"Junior"と呼ばれていた。 コーバリス市警察は、NW Ninth Str.に潜伏しているとの通報を元に、 Roderick Kennedy を１級強盗殺人の容疑で10/26に逮捕した。 10/25には、400人もの別れを惜しむ列席者に見送られ、"Junior"の葬儀が行われた。
珍しくコーバリスで殺人事件が起きてしまいました。 まぁ犯人は捕まったので安心です。
日本だと、ホームレスは世間とは隔離された、 むしろ自分から隔離したがる人達のことだという印象を持っているだけに、 ホームレスの葬儀に400人もの人が集まったというのが、私には驚きでした。 人から聞いた話ですが、この"Junior"というおじさんは、 ホームレスにもかかわらず、お金に困った人に、お金を貸するなどで、 地元では結構有名人だったようです。
アメリカでのホームレスは身なりもそれほどひどくないですし、 日本の乞食とは、服装にしても生き方にしても、 大分違うようです。 （お）
1999/10/21: Oregonian
7月以降一番値段が下がったものの、 オレゴン州はいまだに(ハワイ州を除く)全米50州で、ガソリンの価格が1番高い。 オレゴン州の平均価格は$1.59/gallon。ハワイは僅か1¢高い$1.60/gallon。 ワシントン州は$1.43/gallon、アイダホ州は$1.48/gallonだ。 50州の平均は、$1.29/gallon。最も安いジョージア州では、$1.13/gallon。 Northwestは価格競争が少ないために、高額になっていると思われる。
数¢の差ですが、オレゴン州が一番高いようです。 1 gallon が約3.8リットルで、$1 = 105円 と考えると、 それでも44円/リットル位ですから、日本に比べれば、 まだまだ安いと思ってしまいます。 でも、こちらの人達は結構、頭に来ているようです。 本当に原因は何なんだろう。誰からもはっきりとした答えが返ってこないのです。 一時はカルフォルニアの製油所の火災が原因とも言われていましたが、 その後の便乗値上げが元に戻らない気がします。よく分かりません。 （お）
リンクはご自由にどうぞ。 oregon97333@geocities.co.jp
Last modified: Fri Nov 12 00:56:11 1999