ここオレゴンの私の田舎街でもボートを所有する人が多いようです。 自宅の駐車場に自家用車と並んでおいています。 そういう家も(失礼ですが)家の作りを見る限り決して裕福そうに見えないのです。 自宅を綺麗に大きくしたり、自動車を新車に買い換えたりするよりも、 生活自体を楽しんでいるようですね。
私にはボートの趣味はないのですが、 心の豊かさを感じるとともに、羨ましさを感じます。自宅にボートを置けるのは土地が広いおかげもありますが、 河川にボートを下ろせるスロープが、川や湖に面した大抵の公園に用意されている、 という点も見逃せません。 トラックでボートをけん引して、 そのスロープを利用して自分で川へ降ろして乗っています。
オレゴン州では釣りをするにも、河川にボートを出すにも、 届け出の免許が必要です。 ボートには、自動車のライセンスナンバーのようなシールが張ってあります。 行政も管理をきちんと行っていて、 みんなそのルールを守るモラルも出来ているようです。
先日見たNHKクローズアップ現代で知ったのですが、 今日本ではプレジャーボートなる物が流行っているそうですね。 値段が100万から200万円くらいの安いモーターボート。
で、マリーナと契約せずに、不法に河川に停留している人が多くて困っているとか。 その人達のコメントにビックリしました。 「やっとの思いで船を買って、マリーナに停める金など出ない。」、 ああなんという開き直りだろうか。 どうやって保管するか、考えないで買うのだろうか?
行政側も「マリーナが足りないから取り締まれない」、とは呆れちゃいました。
なぜ、陸に上げて自宅に保管するという提案がされないのだろうか? マリーナを作るよりも、 ボートを下ろせるスロープの方がよっぽど費用も面積も少なくて簡単だろうに。
どうもあの行政側コメントは、ボート遊びの敷居を高くするだけで、 ボート愛好家や付近住民の為を思って解決する姿勢が、 無いように見えて気に入りません。 やっぱり日本って、貧しいのかなぁ。
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Last modified: Sat Sep 18 07:54:51 1999