PDXのBaggage Claim
PDX(ポートランド国際空港)のBaggage Claimはちょっと変わっています(物騒です)。

日本からPDXに到着すると入国審査があります。その後は税関です。税関のところではターンテーブルから荷物を出して、係員に申告する訳です。ここまでは他の国際空港と同じです。でも、そこから先がちょっと変なのです。

税関を過ぎると、また荷物をターンテーブルに預けなければいけません。たとえPDXが最終目的地であってもです。乗り継ぎ便のお客が預けた荷物は、そのまま次の飛行機に積まれます。PDXで降りる人の荷物は、出口近くのBaggage Claimで荷物を受け取る事になっています。

到着ゲートから空港の出口までかなり距離があるので、そのようにしているのだと思いますが、なんとPDXの出口近くのBaggage Claimでは誰もClaim Tagをチェックしていないのです。そうです、泥棒さんは何食わぬ顔で荷物を持っていってしまう可能性があるのです。ニューヨークに行ったときにはガラス張りで仕切られた入り口に、いかつい係員が出るときだけでなく、入るときにもClaim Tagをチェックしていました。つまりオレゴンの治安は良い場所とも言えるのですが、どんな田舎でもコソ泥がいてもおかしくないです。

実際に先日、日本から来た義母の荷物が2つとも紛失しました。大変ショックでした。その時のデルタ航空の対応は真摯なもので嫌な思いはしなかったのですが、荷物が出てこない事には、なんともなりません。別な空港へ送られてしまったのかとも思いましたが、1ヶ月たった今、やはり出てきていません。義母は、着替えの無いまま日本に帰りました。幸いデルタ航空からもいくらかの迷惑料とここで購入したスーツケース代などを補填してもらい、義母も旅行傷害保険に入っていた為に、現在その処理中のようです。

また先日、日本のデルタ航空からPDX内で不審人物を逮捕したとの連絡があったそうです。でもその逮捕者が義母の荷物を盗んだという所までは、まだ分かっていないようです。いずれにしても、PDXのBaggage Claimは、ちょっと物騒だと思います。
今、このトピックはPDXの出口近くにあるBaggage Claimの前で書いています。もうすぐ一時帰国からアメリカに戻ってくる妻と息子の荷物が出てくるはずです。今度からはここで待ち合わせする事にしました。あっ、今、ベルが鳴ってテーブルが動き出しました。ではこの辺で。