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オレゴン日記(SHOKO編)

オレゴンへの留学を目指して、このwebsiteの読者の一人、SHOKOさんが、 OSU, UofOのキャンパスツアーを目的に旅行されました。 その時の結果報告です。 SHOKOさんとは、Corvallisでお昼をご一緒しました。 その時に自分でつくった予定表を見せてもらいました。 なかなか緻密にできていて、びっくりです。
SHOKOさんはネットを活用して、殆ど一人でいろんなことを調べあげていました。 その姿勢に打たれます。トラブルがあってこそ、旅の愉しさです。 では、その旅の記録をお楽しみください。(お)


8/14 出発―Corvallis

いよいよ出発当日。ぎりぎりまでおれごんさんの掲示板その他をみて交通手段を確 認。予定通り、成田18:35発シアトル経由でポートランドに同日15:00到着。しかし いきなり・・

<危うく乗り継ぎし損なう> In Seattle

乗り継ぎ時間は約一時間。ところがここで入国審査をしなければならない。混 んでいる上に税申告書を書いていなかった上に審査で“何日いるの?何しに来 たの?キャンバスツアー?I-20は持ってる?”とやたら聞かれる。やっとのこ とで通り過ごしたら今度は国内便のゲートまでのやたらややこしい地図を渡さ れる。日本語で訳してあったのはいいけどアバウトな説明で余計わからなくな る。(これなら英語バージョンのほうがよかった。)しかも飛行機の中でコン タクトレンズをはずしていたので、案内掲示もほとんど見えない。もう絶対間 に合わないかと思ったけど運良く国内便も遅れていた為ぎりぎりセーフ。よく よく聞いてみれば遅れるのはよくあることみたいだったけどとにかくあせった。

<親切な運転手さん> Anthony's Airportor

なにはともあれ無事Portlandに到着。予定通りAnthony's AirportorでCorvallisに 向かって出発。このバスに乗るためにInformationで案内を聞くとき、スタッフの人 が笑顔で“Hi!”と言ってくれて、“あー、ここはアメリカだ!”と改めて実感!運 転手さんも親切で、本来OSUのBookstoreがバスストップなのに、“どこに泊まるの? ”と聞かれて“College Inn”と答えたら、そこの前まで連れていってくれた。 チェックインを済ませ、部屋に入って窓を開け、地図を確認してOSUを見たら到着を 実感できました。College Innは部屋こそ殺風景だけどOSUのすぐ前にあったので、す ぐに大学に出かけることが出来た。大学院生が住むところでもあるらしく、留学後の 参考にもなった。おれごんさん、感謝!

<ホームシック > at College Inn

でも恥ずかしながらその日の夜、いきなりホームシックに。もともと寂しがりやで心 配性な性格。アメリカ人のフレンドリーさが逆に一人ぼっちの寂しさをかき立てる上 に、今何かあっても家族はすぐ来れないよな、なんて考えていたら全然眠れなくなっ てしまった。26歳にもなってちょっと恥ずかしい。。


8/15 OSU, Corvallis

どうやら少しは眠れたらしく、目覚めたら外は明るくなっていた。カーテンを開ける とぴかぴかのいい天気で、右側には山の連なり、左側にはOSUという、なかなかの風 景。単純にも元気を取り戻せた。(かなり眠かったけど)

<Campus Tour> at OSU

AM10:00.キャンパスツアー開始。OSUの4年生という生徒が私とSan Diegoから来たと いう高校生(だと思う)二人を連れて学内を案内してくれた。ここでは早口なネイ ティブ同士の会話になっていたのであまりわからなかった。とにかくわかるところだ けは突っ込んで、参加していることをアピールするのに精一杯だった。大学の印象は とにかく広い。本当に大自然の中にある大学という感じで、筑波大とか北大、という イメージだった。夏学期だったために生徒があまりいなかったので、実際の活動的な 雰囲気はわからなかったけど、のどか、静か、のんびり、という感じ。なんだか日本 にいる感覚だった。勉強するにはとてもいい環境だと思う。 ツアーのあと希望するプログラムに関するカウンセリングをしてもらった。こちらは 外国人と意識してくれたのか、ゆっくり、わかりやすく説明してくれたので、聞きた いことは全部きくことが出来た。

<おれごんさんとご対面>

早めの時間だったので、もらった書類を読んでいたら、おれごんさんも早めに来てく れて声をかけてくれた。そこから学内を少し案内して、Togo'sのサンドイッチを食 べに行った。おれごんさんはHPの印象通り、親切で面倒見のいいパパという感じ。 キャンパスツアーの説明がイマイチわからなかったことを話すと、建物やカタログの 見方のことを教えてくれて、歩きながらお互いのことも話した。奥様の実家とうちが 意外に近く、ローカルな話までしてしまった。。Togo's では、“Everything on it !” というつもりだったのに、店員さんの英語についていけず、“イ、イエス”と返答す るので精一杯。。慣れていないとなかなかスムーズにいかないものだな。おれごんさ んとは留学のこと、Corvallisでの生活の立ち上げ話、会社のこと、HPのことetc.. いろいろな話をしました。前の晩寂しくて眠れなかった話をしたら笑われてしまった けど、ここでおれごんさんに会うことが出来てホントに心強かった。“(ネットを通 して知り合った人と)会うのはまだ3人目”とおっしゃっていた表情が少し固めだっ たけど、人柄の温かさはにじみ出ていて、やはりこんな人の作るHPには同じように 暖かい人たちが集まってくるんだな、と改めて実感した。奥様やぼうやにも会ってみ たかったな、と少し心残り。

おれごんさんとお別れした後、翌日Eugeneにいく為のバスを調べる為に図書館へ。今 回の旅では、観光旅行ではみられないような日常生活の場面に出会うことが出来たこ とが大きな収益だったと思う。キレイで立派な図書館には近所の人たちが勉強したり 本を読んだりしていた。その日は夜、ランチの残りのサンドイッチを食べた。旅行 中、話に聞いていた食べ物の量の多さを実感した。だって一度何かを買って2食分に することが多々あったから。。


8/16 Corvallis-Albany-Eugene

<市バス乗車>

おれごんさんも使ったことがない、というLinn-Benton Loop のバスに乗れるか少し 不安だったけど、時間通り予定の場所に来た。このバスはCorvallisとAlbanyのバス をつなぐもので、OSUやCorvallisのダウンタウンから乗ることが出来るらしい。 Albanyのバスともしっかり連絡が取れていて、乗り継ぎも時間通り。ただ予定してい たAlbanyのAmtrakの時間までかなりあったので、乗り継ぎ停留所である “Linn-Benton Community Callege”で遅めの朝食。ここは生涯教育地区センターと いう感じの場所で、お年寄りや家族で来ている人が目に付いた。

<Amtrak>

この後AmtrakのAlbany駅までバスで行き、Eugeneまでコーチバ ス。カレンさんに教えてもらった通りインターネットでの予約はうまくいって いたものの、カードでの支払いだったので、“Picture ID”と言われて、一 瞬迷った。“免許証”と言われ、“日本のだけど”と素直に免許証を渡すと” 顔はわかるけど、名前が読めない”と笑われる。当然だよね。。でもなんとか OKをもらった。後でよく考えてみたらパスポートがあるじゃないか。普通気づ くよな。。

<Eugene到着> LTD

EugeneはCorvallisに比べれば大きな街に感じた。Corvallisではバスは一時間に一本 くらいしかなかったけど、Eugeneでは10分に一本という割合で、しかも縦横無尽に 走っている。おれごんさんのHPからリンクしてみつけたHPの亮平くんの情報通 り、Amtrakの駅は少しはずれにあった。そこからバス停を見つけようと思って歩いて いたら、おじさんに道を聞かれてしまったよ。“郵便局はどこ?”と聞かれ私もいま 着いたばっかりなんだけど、と思いきや、Amtrakの駅のすぐ近くにあったのを思い出 し、“Right way, and left way”(でも英語はめちゃくちゃ、身振り付き)と教えて あげた。しかしいかにも地元の人という感じだったのに、なんでわからないんだろ う?

 とにかくLTDというEugeneの市バスのターミナルに到着してUofOに向かった。市バ スに乗るのは始めてだったので、一瞬“ひもをひっぱる”というやり方がよくわから なかったけど、後ろに座ってたおじさんに“UofOに行きたいんだけど”と尋ねたら次 の駅だからひもをこういうふうに引っ張って、と親切におしえてくれた。 Linn-Benton Loopの時の85cにも驚いたけど、LTDは普段は1$みたいだが私の行った 週は25cと言われた。日本で30円くらいじゃ子供だって乗れないよね。

 宿泊予定のBestWesternホテルはバス停とは逆側と聞いていたので、UofOの周りを 回って発見。地図を確認したらバスをもうちょっと先まで乗っていればホテルのすぐ 近くまで着くことがわかった。重い荷物を持っていたので、歩くのがちょっと大変 だったけど。部屋に落ちついてからしばらくボーッとしてその後少しUofOを見てみよ うと思って出掛けた。このBestWesternも大学のすぐ近くだったので、大変便がよ かった。おしえてくれたみこさんに感謝!

<レストランに挑戦>

UofOはOSUよりも人が結構いっぱいいて、日本人もいた。多分サマープログラムかな んかで来ている大学生だろうな、と思ったけど、特に話し掛けなかった。ちょっと 回ってからバス停に戻ってダウンタウンの方に行ってみた。バスの本数が多いので移 動はホントに楽。ダウンタウンでは少し歩き回って、亮平くんの紹介してくれたイタ リアンのお店“Ambrosia”に行った。確かに在住していたら少し高めのお店だけど、 旅行者にはなかなかいい雰囲気のお店。おそらく旅行中初めてのまともな食事だった と思う。レストランで使う英語の典型的なセリフを使えてちょっとご機嫌。一人で入 るのがちょっと気がねしたけど、店員さんはとても親切で、食べていたら”スパゲ ティはどう?“なんて聞いてくれたりして、うれしかった。
そこで珍話。おれごんさ んのHPのなかの”Tipについて”とういところをプリントアウトして食事をしながら 見ていた。どうせ日本語だし、わからないだろう、と思ったんだけど、良く考えたら “Tip”というところだけ、しっかり英語で書かれていた。つまり、わからない言葉 の中に“Tip,Tip”と書いてあったら逆に目立ってしまうじゃない。しかもその他に わかりそうな文字が“15%”。きっと店員は笑ってだろうなあ。。しかもきっちり 15%を机に置いてきた私だったのでした。。

帰りのバスではもうすっかり地元の人風に慣れた感じを装った。一度乗ってしまえば もうこっちのもの。その日の夜は家に電話がつながらない(出掛けていただけだった んだけど)ことが心配でほとんど眠れない、というハプニングはあった。やっぱり一 人だと自分のことに関しても人のことに関してもナーバスになるのかな。今家族が瀕 死の状態でも戻っても間に合わないじゃないか、と思ってしまったから。


8/17 UofO,Eugene − Portland

<Campus tour> at UofO

翌日はUofOのキャンパスツアーで始まった。ここのツアーでは生徒が6,7人と、そ の親たちが参加していた。このツアーの案内をしてくれる人がまた役者というか、ア クションの大きい人で、やっぱり学生だった。大学の感じはOSUに比べれば整然とい していて、街の中にある大学という雰囲気。Musiumとかもあってアカデミックな感じ もあった。
ここでのカウンセリングはOSUと違って、留学生の入学案内の人だったので、プログ ラムの内容はよくわかっていないみたいだった。ただそのプログラムについてはここ で、住居についてはここで、など、いろいろと教えてくれたので回ってみようとは 思ったけど、その日は午後3:00過ぎのAmtrakでPortlandに戻らなければならなかっ たので、とりあえず名刺だけもらってあとで連絡しようと思った。でも調べられるだ けの情報はすべて調べることが出来たので、ここでのツアーも満足でした。

その後、ホテルに荷物を引き取りに行き、Eugeneに戻ってAmtrakでPortlandへ。 Amtrakの駅の近くに郵便局があったので、ここで荷物を送って軽くなってしまおうと 思いつく。局員は暇そうだったので、箱はあるかとかはさみ貸してとか使いまくっ た。 オレゴンに来ていろいろなものの物価の安さに感動してきっと郵送料も安いに違いな い、と思ったけど、こればっかりはそうでもなくて、56$だった。College Inn2泊 分に相当するなあ、と思ったらおかしくなってしまった。

<Portland>

AmtrakでUnionStationに着くと、タクシーなんかが結構いっぱいいて、“Taxi for you ?”なんて聞かれたりもした。オレゴンはタクシーは流していないということ だったけど、この周辺だけはつかまりそうな感じだったし、6th Ave.を下っていった ら、“Taxi Zone"なんていう場所もあった。ちょっと発見、かな?あえてTri Met に 挑戦してみよう、なんて思ったことを少し後悔した。ゆきまさんの教えてくれた通 り、“治安が悪いというより雰囲気が悪い”。どこの世界でも若いおにーちゃんの集 まりほど怖いものはないかも。とにかく内心はどきどきだったけど、“私はここの人 よ”という面持ちでがっがっと歩いていって、無事12番のバスに乗車できた。今回 の旅で、レンタカーだったら便利だろうな、と思ったけど、バスを使ったことで町の 人たちの生活の様子とか雰囲気を垣間見ることができたような気がした。町によって 人の雰囲気も全然違う。Portlandはやはり前に行った二つの町に比べれば都会と言う 気がした。高いビルが立ち並んでいることにもちょっとびっくり。

<Sheraton Hotel>

最後の宿泊であるこのホテルでは、ルームサービスに挑戦。電話の英語で、何か聞き 返されるとよくわからなかったけど、どうにか対応。来てくれたボーイさんのアク ションがまた大きかった。クラブハウスサンドイッチに入っていたベーコンが少し塩 辛かったけど、美味しい食事でした。もちろん次の日の朝と2食分。その日、オレゴ ンでの最後の夕暮れを鑑賞しながら、旅を振り返ってみた。

<飛行機乗り間違え> at Portland Airport

最後の最後でまた大ドジ。Portlandの国内線ゲートE6で、チケットを切ってもらい、 飛行機に乗り込もうと思ったら、荷物を運んでくれるラックに“Eugene”とかいてあ る。向かう先はSeattle。“Seattle経由のEugene行きか。めずらしいな。”といつも の思い込みで危うくEugeneに戻るところだった。どうやらチケットを切ってくれたお 姉さんが気づいてスチュワーデスさんに知らせてくれたらしく、“Eugene行きです。 それ以外の方はいませんか”という機内放送にそそくさと出て行った。“どこに行く の?”と聞かれ“シアトル”と答えて笑われてしまったけど、ここで出発してしまっ たら帰れなくなるところだった。気づいてくれたゲートのお姉さんに感謝。

この後、Seattleを経由して東京・成田へ無事到着。翌日の日曜日は爆睡。。

(最後に一言)

旅行中は、おれごんさん、亮平くんのHPの情報やみなさんからのアドバイスが本当に 貴重なものとなりました。一人で行くということが、こんなにも大変で、しかも充実 した旅になるのか、ということを実感することができた6日間でした。旅行中いろい ろな場所でオレゴンの生活を見ることが出来、また本来の目的である大学見学やカウ ンセリングでも、出来ることは全てやれた、という満足感を感じています。ネットを 活用すれば大抵のことはわかります。でも実際の便の良し悪しや雰囲気など、みなさ んのアドバイスがなければ成功しなかったと思います。みなさんのご協力のおかげで 成功した旅行記が、今度は他の誰かの参考になれば幸いです。こんな機会を与えてく れたおれごんさんに、改めて感謝いたします。


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Last modified: Tue Aug 22 04:13:12 -0700 2000